今年も高校野球の季節が来ましたが、初戦から接戦続きで見ごたえがありますね。
我らが熊本国府高校ですが、春夏通じて初出場で見事初勝利と。近江高校とどっちが勝ってもおかしくない素晴らしい試合でした。どちらも投手を中心に守備がよく鍛えられていた印象です。
最後は暴投ということでしたが、もうね、あそこまでやったならあの終わり方しかないでしょう。近江高校の西山投手は一人でよく投げぬきました。球数投げていたはずなのに、制球もよく変化球は素晴らしく、直球も伸びが良く、しっかりとコースに決めていて、さすが強豪校のエースだなと。国府高校の2投手も急速こそ現代の平均からはやや遅い印象でしたが、投球フォームもさることながらコース、キレともに良く、相手打線が本当に打ちにくそうでした。初戦でこの試合が見られるとは。国府高校はもっと上までいける実力あるのではと思わせる内容でしたし、近江高校もこの悔しさを夏に返しましょう。
しかし、バットの影響か外野の頭を越すような打球が減って、外野も思い切り前に構えることが多くなりましたね。2塁から1本で帰ってくるのも難しくなるかも。となると意外と送りバントが重要といいながらそうでもない可能性も。ランナー1塁でのバントは点数の可能性が高まるわけでもないかもしれない。2塁、あるいは1・2塁なら有効・・。まだなんともいえませんが。ここ数年のマン振りブームに一石投じることになるのかどうか。筋トレはかなりのレベルにまでいっているでしょうから、更にフィジカルを上げるとなると野球そのものの時間がとれなくなるあるいはケガも多くなるかもしれない。
それでも遠くに飛ばすことに重きをおくのか、強い打球で間を抜くことに集中するのか。二元論ではないですが、より自分の向き不向きを、というかどういう仕事がしたいのかを見極めることが大事になりますね。といいながらこんなおじさんのたわごとなぞ、どこ吹く風の怪物がうじゃうじゃ出てくるのも、楽しそうですけどね。
ビシビシに鍛えたフィジカルモンスターがイチローばりの打撃を見せてくれるなんてのも、これまた今までになかったことなので、そういう変態が出てきてもいいのかもしれませんけど。一つの道具が変ることで風が変ることはよくあることですから。NIKEの厚底みたいに。